中文题名: | 自我的分裂与统一 -- 关于黑井千次的“五一事件”三部曲 |
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保密级别: | 公开 |
学科代码: | 050205 |
学科专业: | |
学生类型: | 硕士 |
学位: | 文学硕士 |
学位年度: | 2007 |
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研究方向: | 日本文学 |
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提交日期: | 2007-06-12 |
答辩日期: | 2007-06-06 |
外文题名: | 自我の分裂と統合--黒井千次の「メーデー事件」三部作について |
中文关键词: | |
中文摘要: |
黑井千次作为“内向的一代”的代表作家,在日本文学史上占有非常重要的位置。在中国,对黑井千次文学的翻译和研究都还刚刚起步,主要集中在其后期以家庭为创作舞台的短篇小说。而对于历经30余年、跨越了黑井创作前后期的“五一事件”三部曲却几乎没有研究。本文在对“五一事件”三部曲命名的考察基础上,以《时间》、《五月的游历》和《羽毛和翅膀》中主人公的“过去”与“现在”的对立为线索,对其自我的分裂和统一进行分析。本文以文本分析为中心,采用了平行分析的研究方法。《时间》和《五月的游历》的主人公过去曾一度批判资本主义的矛盾,现在却只不过是资本主义企业中的一个齿轮而已。学生时代他们怀着改变社会制度的理想,投身于包括五一事件在内的反对资本主义国家体制的政治运动中。而今身处在资本主义企业中的他们却不得不将那时的理想和感情埋藏于心底。《羽毛和翅膀》的主人公奥户终于从企业的束缚中解脱出来,却因为苏联解体等国际环境的变化,对学生时代开始深信不疑的马克思主义产生了疑惑。在 “过去”和“现在”的这种矛盾中,主人公的自我产生了分裂。为了追求迈向未来的道路,主人公们在不安和苦恼中,尝试着将分裂的自我统一起来。身处人生的三个时期,主人公们对“过去”和“现在”有着不同的思考,对自我统一的尝试也各不相同。《时间》中的“他”在自己的劳动中发现了新的自我认同。《五月的游历》的主人公馆野在对公司的反抗中得到了心灵上的慰藉。而《羽毛和翅膀》中的奥户则尝试着通过抹杀“过去”来完成自我的统一。但是他们所做的微不足道的反抗和挣扎,并不能从根本上解决“过去”和“现在”的矛盾,其实也就无法真正将自我完全统一起来。
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外文摘要: |
黒井千次は、「内向の世代」の作家として、日本文学史上で重要な位置を占めている。中国では黒井千次文学に関する翻訳と研究はスタートしたばかりで、主に家庭をメイン舞台とする後期の短編小説に集中している。黒井創作の前期と後期の境を越えて、三十余年にわたって書き続けられてきた「メーデー事件」三部作に対する研究は殆どないと言ってもよかろう。本稿は「メーデー事件」三部作という命名の成立を考察した上で、『時間』、『五月巡歴』と『羽根と翼』における主人公達の「過去」と「現在」の対立を手掛かりに、彼らの自我の分裂と統合を分析したものである。テクスト分析を中心に、平行分析の研究方法を用いた。『時間』と『五月巡歴』の主人公は過去資本主義の矛盾を批判していたが、現在は資本主義企業の一個の歯車に過ぎないのである。また学生時代に社会制度を変革しようとした理想を抱き、メーデー事件をはじめ、資本主義国家体制に反対する政治運動に参加していた彼等は資本主義企業の中で、その理想と情念を隠し通していなければならない。『羽根と翼』の主人公奥戸はようやく企業の束縛から解放されたが、ソ連社会制度の崩壊などによって、学生時代から信じていたマルクス主義に対する疑惑が浮かび上がってきた。このような「過去」と「現在」の矛盾の中で、主人公達の自我は引き裂かれていたのである。「将来」への道を追求するため、男達は不安、苦悩し続けながら、分裂した自我を統合しようとした。年代によって、主人公達が「過去」と「現在」に対する思考や自我を統合する試みはそれぞれ異なっている。『時間』における「彼」は自らの労働から新アイデンティティを見つけた。『五月巡歴』の主人公館野は会社に対する反抗によって、心の慰めを受けた。『羽根と翼』における奥戸は「過去」を抹殺して、自我の統合を試みようとした。しかし、彼等はささやかな反抗やあがきをしたものの、「過去」と「現在」の矛盾を根本的に解決して、完全に自我を統合することができないのである。
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参考文献总数: | 16 |
作者简介: | 王先科,北京师范大学外文学院04级日语语言文学硕士。 |
馆藏号: | 硕050205/0707 |
开放日期: | 2007-06-12 |