汉俳是一种源自日本俳句的现代中国新型诗歌体裁，采用五字七字五字、三行的形式。自1980年诞生以来的40年间，汉俳受到了中日交流活动和中日诗人、俳人的广泛关注。
目前汉俳相关研究数量较多，但还存在以下几个问题点：第一，对汉俳的形式特征的研究多集中于押韵、季语、文言白话的使用等几个方面，但多流于感想式的分析。第二，关于汉俳的内容特征的研究数量较少，且多从理论层面展开，缺少依据具体汉俳文本的研究。第三，基于作品集等汉俳文本载体的研究数量少。第四，缺少对汉俳在日本的创作和受容情况的关注和梳理。
基于此，本研究以《汉俳首选集》（1997）和《中国汉俳百家诗选》（2013）这两部汉俳作品集为中心展开，把握汉俳的文学特征，最后关注了汉俳在日本的受容情况。
《汉俳首选集》中收录的汉俳，体现了当时所作汉俳受到了中日文化交流的强烈影响，形式上多用押韵、文言，内容上在主题、视点的大小和移动、时间空间的变化、情感表现等方面呈现出与中国汉诗的相似性。这表明了汉俳在当时是依托于中日文化交流的一种文学形式，体现出一定的时代性。《中国汉俳百家诗选》中收录的汉俳，则捕捉到了新的汉俳趋势，展示了文体的变化以及对社会和政治问题的关注。这些新趋势展示了汉俳的多样性和未来更多的可能性，为汉俳之后的发展带来了新的视角。关于汉俳在日本的受容情况，汉俳于诞生之初的1980年代初期，在日本曾一度受到关注，但随后其活跃主要限于研究领域和爱好者协会等组织。汉俳在日本的受容主要分为两方面，即汉俳的日译和汉俳的创作，有其独特的特点。在研究的最后，基于汉俳40余年的演变，对汉俳今后的发展作出展望和提案。

漢俳というのは、日本の俳句に由来し、五字七字五字、三行の形式で書かれる現代の中国新型詩歌体裁である。1980年に誕生してから40年間、漢俳は中日交流活動や中日詩人・俳人の活躍により、広く注目されるようになった。
現在、漢俳に関する研究が多くあるが、尚以下のような問題点がある。第一に、漢俳の形式的特徴に関する研究は、押韻、季語、文語白話の使用などに焦点を当てているが、感想的な分析に偏っていることが多い。第二に、漢俳の内容的特徴に関する研究は少なく、さらにその多くが理論的な側面から展開され、漢俳テキストに基づいた研究が不足している。第三に、作品集などの漢俳テキストに基づいた研究が少ない。第四に、日本における漢俳の受容についての研究が不足している。
そこで、本研究は『漢俳首選集』（1997年）と『中国漢俳百家詩選』（2013年）といった二つの漢俳アンソロジーを中心に、漢俳の文学的特徴を把握する。最後、日本における漢俳の逆輸入に焦点を当てている。
『漢俳首選集』に収録された漢俳は、当時の中日文化交流の強い影響を受け、形式的には押韻と文言の使用が多く、内容的には主題、視点の大きさ、視点の移動、時間・空間の変化、感情表現において、中国漢詩との類似性が見られる。これは、当時の漢俳が中日文化交流への依存と時代性を示している。『中国漢俳百家詩選』に収録された漢俳は、新しい漢俳のトレンドを捉え、五七五の定型における変化や社会・政治問題への関心などを示している。これらの新傾向は、漢俳の多様性と将来の可能性を示し、漢俳の発展に新たな視点をもたらしている。日本における漢俳の逆輸入に関しては、漢俳は1980年代初頭の誕生時に一時的に日本で注目されたが、その後は主に研究者や愛好者などのサークルに限られている。漢俳の日本への逆輸入は、主に漢俳の和訳と漢俳の創作によって受け入れられつつあり、それぞれ独自の特徴を持っている。最後に、漢俳40年余りの発展経緯を基に、漢俳の今後の展望と提案について述べた。