中文题名: | “~然”型汉语副词的历史变迁—以“断然”、“俄然”二词为例— |
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学科代码: | 050205 |
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学生类型: | 硕士 |
学位: | 文学硕士 |
学位年度: | 2015 |
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研究方向: | 日语词汇 |
第一导师姓名: | |
第一导师单位: | |
提交日期: | 2015-06-12 |
答辩日期: | 2015-05-26 |
外文题名: | 「~然」型の漢語副詞の史的変遷のあり方――「断然」・「俄然」の二語をとりあげて―― |
中文摘要: |
日语汉语副词中,有一组以“然”字结尾,原本用于形容事物、动作的样态的词语。然而,关于这些词语都是从哪个时代开始使用,其中又有多少沿用至现代日语,随着历史时代变迁,这些词的意义用法发生了怎样的变化,在先行研究中并未进行充分的探讨。本文中,首先就“~然”型汉语副词的历史使用情况进行一个整体把握,其次选取个别词,就其历史变迁的情况进行具体的分析。现阶段,主要得出了一下几点结论: “~然”型汉语副词的历史使用情况概观中,利用《日本国语大辞典》筛选出“汉字一字+然(ゼン)”的词,共计363个。按照初出年代分类,将初出年代按照词语多少的顺序排列情况如下:明治时代(99词)、江户时代(95词)、室町时代(55词)、平安时代(45词)、镰仓时代(18词)、奈良时代(15词)、大正时代(5词)、昭和时代(5词)。另外,363词中,通过CCL确认,有古代汉语用例的有330词,通过NLB确认,有现代日语用例的有89词。也就是说,“~然”型汉语副词中,从明治与江户时代开始使用的最多,有超过90%以上的来源于汉语,另外有四分之一左右在现代日语中仍在使用。 作为个别词选取的“断然”,使用情况如下:整体来看,“断然”一词主要有A.[坚决。笃定。]、B.[绝对]、C.[超群。非常。]三个意义,和①样态修饰、②意思•态度表明、③断定•推量、④程度强调这四种用法;纵向上来看,样态修饰的用法不断弱化的同时,程度强调的用法逐步变为主流用法。也就是说,随着时代的推移,“断然”的客观性降低,主观性升高。另外,从中文中传承而来的用法在减少,而在日语中产生的独特用法则呈现大大增加的态势。 作为个别词选取的“俄然”,使用情况如下:整体来看,“俄然”一词主要有A.{突然}、B.{非常}、C.{界限分明状}、D.{绝对}、E.{坚决}五个意义,①样态修饰、②程度强调、③断定三种用法;纵向上来看,“俄然”产生了程度强调的用法,然而样态修饰的用法仍然占据主流地位。也就是说,随着时代推移,“俄然”的主观用法虽然一时非常常见,然而可以说客观用法始终占据着主流地位。另外,虽然在日语中产生了独特的意义、用法,然而从中国借用的意义、用法仍然占据着主要地位。最后,本次用例调查中还发现了辞典中没有记述的意义、用法。 通过对这两个词的考察,关于“~然”型汉语副词的意义、用法变迁,主要明确了以下几点:①存在着从客观的样态描写用法产生了表达主观意志、评价的用法,进而产生了程度强调的用法这种变迁类型;②存在着从客观的样态修饰用法产生程度强调用法的类型;③有从中文传来的用法在弱化,而在日语中独特用法逐渐成为主流的词;④也有在日语中产生了独特的意义、用法,然而从中文中传来的意义、用法仍然占据主流的词。本文的考察,可以对探明“~然”型汉语副词乃至汉语副词整体的历史变迁情况献一份微薄之力。
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外文摘要: |
日本語の漢語副詞には、「~然」の形で本来物事や動作の様態を修飾する一連の語彙がある。しかし、どの時代に、どのような語が使われ、どれほど現代語にうけつがれてきたかについて、また、その意味・用法は時代が降るにつれてどのように変化してきたのかについては、まだ十分に検討されていない。本稿では、まず、「~然」」型漢語副詞について歴史的に概観し、次に個別的な語をとりあげて、その史的変遷のあり方を具体的に見てみた。現段階では、以下のようなことを明らかにしてきた。 歴史的概観においては、『日国大』の見出し項目から、「漢字一字+然(ゼン)」のものを363語得た。そのうち、初出年代の多い順で並べると、明治時代(99語)、江戸時代(95語)、室町時代(55語)、平安時代(45語)、鎌倉時代(18語)、奈良時代(15語)、大正時代(5語)、昭和時代(5語)となる。また、363語中、CCLによって古典中国語の用例を確認できたのは330語あり、NLBによって現代日本語の用例を確認できたのは89語ある。つまり、明治と江戸は「~然」が最も多く使われ出した時期であること、中国語に由来するものがおよそ90%以上あること、現代日本語に使われているものが、ほぼ四分の一あること、という三点が明らかになった。 個別的な語として取り上げた「断然」については、全体的に見れば、A.「きっぱりと。決然と」、B.「絶対に。決して」、C.「なみはずれて。ずば抜けて」の3つの意味を持ち、①様態を表す用法、②意志・態度を表明する用法、③断定と推量を表す用法と④程度を強調する用法という4つの用法で使われてきた。時代を通してみれば、様態を修飾する用法が弱まりつつ一方、程度を強調する用法が主流的な用法になってきたことが分かる。つまり、時代の推移によって、「断然」の客観性が低くなり、主観性が高くなってきた。また、中国語から受け継がれたと思われる用法は、時代の推移によって徐々に減少している一方、日本語における独自の用法は大いに増加してきた。 個別的な語として取り上げた「俄然」については、全体的に見れば、A.「突然。急に」、B.「非常に」、C.「判然。はっきり」、D.「絶対」、E.「きっぱり。断固」の5つの意味で、①様態を表す用法、②程度強調用法、③断定を表す用法の3つの用法で使われてきた。時代を通して見れば、程度を強調する用法が生まれてきたが、様態を表す用法は依然と主流的な位置を占めていることが分かる。 つまり、時代が下るにつれて、「俄然」の主観的な用法は一時的に多く見られたが、客観的な用法は始終主流的な用法であるといえる。また、日本語における独自の意味・用法は生じたが、中国語から受け継がれた意味・用法は主流的な位置を占めている。最後に、辞書に記載されていない意味・用法で使われる用例が見られる。 この二語の考察を通して、「~然」型漢語副詞の意味用変遷については、以下のようなことが分かった:①客観的に様態を描写する用法から主観的な意志・評価を表す用法が生じ、さらに程度を強調する用法が生じるパターンがある;②客観的に様態を修飾する用法から程度を強調する用法が生じるパターンがある;③中国語から伝わった用法が弱まる一方で日本語の中における独自の用法が主流的な用法になる語がある;④日本語の中に伝わったあと、独自の用法が生まれてきたが、中国語から受け継がれた用法は依然と主要的な用法である語がある。本稿の議論は、「~然」型漢語副詞ないし漢語副詞全体の史的変遷のあり方を明らかにするために貢献すると考える。
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参考文献总数: | 49 |
馆藏号: | 硕050205/1508 |
开放日期: | 2015-06-12 |